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結果にコミットする、滋賀発・全国対応のYouTube運用会社をつくる

株式会社ARINOMAMAの西村壮貴社長は、大手自動車メーカーでの勤務と動画編集のフリーランスを経て、2025年に会社を立ち上げた。住宅会社向けのYouTube運用支援と、自らYouTuberとして家づくり希望者を工務店へつなぐ送客事業の二本柱を展開する。「お客様を勝たせる」を軸に、結果にこだわり続ける若き経営者の歩みと展望を聞いた。

目次

自動車メーカーからフリーランス、そして起業へ

滋賀県出身の西村社長は、高校卒業後に大手の自動車会社へ就職し、約7年間を過ごした。その後、動画編集のフリーランスとして約2年活動し、2025年2月に株式会社ARINOMAMAを設立。取材時点で創業から1年半ほどが経つ。

「滋賀県で一番の動画制作会社になろう」という思いが、創業の出発点だった。地元・滋賀での活動を志して立ち上げた会社だが、事業を進めるなかで拠点は東京へと移っていった。スタートの志と現在地の変化そのものが、走りながら形を変えてきたこの1年半を物語っている。

YouTube運用支援と「平屋くん」による送客、二つの柱

現在の事業は大きく二つある。ひとつは住宅会社向けのYouTube運用支援だ。工務店やリフォーム業者などを対象に、企画・台本・撮影・編集・サムネイル・投稿まで、YouTubeに必要な工程をすべて担う。

もうひとつが、西村社長自身がYouTuber「平屋くん 究極のルームツアーチャンネル」として活動し、家づくりをしたい人からの相談を集め、そのお客様を工務店へ送客する事業だ。送客に対して成果報酬を得るビジネスモデルで、発信者としての立場と支援者としての立場を一人で両立させている点が、この会社の独自性を形づくっている。

「カメラマンが話せる」という強み

選ばれる理由を、西村社長は明快に語る。まず、全国どこでも案件を受けられる対応力。そして、工程をすべて自社で担う体制は他社にもあるなかで、決定的に異なるのが「カメラマンが話せる」ことだという。

「基本的にYouTube撮影は撮る側なんですけれど、演者が話しやすいようにカメラマンも話す。話のうまいカメラマンが全国にいるので、演者がすごく話しやすい」。演者が話しやすければ、視聴者のファン化が進み、結果として家も売れやすくなる。撮影現場のコミュニケーションまで踏み込む姿勢が、成果につながる映像を生んでいる。

「人を大切にしないといけない」

代表になって一番大変だったこととして挙げたのは、ともに働いていたメンバーとの別れだった。複数の案件を任せていた業務委託の担当者に仕事を振りすぎてしまい、負担が重なって離れることになった。急な引き継ぎのなか、案件のリカバリーに追われたという。

「その人と一緒に仕事をすることが多かったので、人を大切にしないといけないなと感じました」。事業の推進力とメンバーへの配慮、その両立の難しさを、身をもって学んだ経験だった。

お客様を勝たせる

経営で最も大切にしているのは「お客様を勝たせる」という一点だ。YouTube運用のようなWeb系の支援は、結果を出さなければ意味がない——その厳しさを西村社長は強く意識している。

「一つのお客さんに対して、しっかり満足度を取って結果を出す。そこは気をつけています」。数を追うのではなく、一社一社にコミットして成果を届ける。その積み重ねが、次の依頼と信頼を呼び込んでいる。

送客事業で営業利益1億円、そして次の「リノベくん」へ

西村社長は3年後、5年後の計画をあえて細かく描かず、1年単位で目標を立てるスタイルをとる。直近では、工務店への送客事業で年間営業利益1億円を目指す。その先には「まず10億、50億、100億」と、規模の大きな会社像もぼんやりと見据えている。

そして、すぐにでも取り組みたいのが8月から始まる三つ目の事業だ。戸建てやマンションのリノベーション後を扱う「リノベくん 究極のルームツアーチャンネル」を立ち上げ、新たな収益の柱に育てていく。「平屋くん」で培った手法を、リノベーションという領域へと広げていく構想である。

読者へのメッセージ

最後に、経営者や住宅事業者に向けたメッセージを聞いた。「弊社は本当に結果にコミットしたYouTube運用です。何を発信したらいいか分からない人、これからYouTubeやTikTokで前面に事業を売り出していきたい人、恥ずかしい・何を喋っていいか分からないという人も、ゼロから演者教育をさせてもらいます」。動画を伸ばすことはもちろん、その先の売上まで見据えて伴走する。「YouTube運用を依頼してみたいという方は、ぜひお声掛けいただけると嬉しいです」。

会社概要

  • 会社名:株式会社ARINOMAMA
  • 代表者:代表取締役 西村 壮貴
  • 事業内容:住宅会社向けYouTube運用支援、家づくり希望者の工務店への送客事業
  • 創業:2025年2月

編集後記

1年単位で目標を立て、志のとおりに東京へ、事業の幅もYouTube運用から送客、そしてリノベーションへと軽やかに広げていく。西村社長の言葉には、走りながら考え、結果でこたえるという実直さがにじんでいた。「お客様を勝たせる」という一言と、メンバーを失った経験から得た「人を大切に」という気づき。その二つを両輪にする若き経営者の次の一手に注目したい。

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